層構造をしている角膜

 角膜は、眼球のもっとも表面部分にあり、縦約10ミリ、横11ミリ、厚さは約0.7ミリ程ある透明な膜状組織です。ちょうど黒目と呼ばれる部分に相当します。
隣接する白目の部分を強膜といいます。

 強膜の下には脈絡膜があります。また、虹彩、毛様体、脈絡膜を含めてブドウ膜といいます。

 角膜は眼球の形を保つことと、光を通して屈折させ、瞳の中に光を送りこむレンズの役割をしています。

 角膜を縦に割ると、ミルフィーユケーキのような層構造をしています。上から上皮層、ボーマン層、実質層、デスメ膜、内皮の五層から出来ています。。

 上皮層は、50ミクロンの厚みをした再生する細胞組織でできています。この細胞組織を幹細胞といいます。そのため、ほこりやコンタクトの軽い傷など、
一週間程度で細胞が再生し、重篤な事態になることは通常ありません。

 上皮の下には、実質層と上皮を分けているボーマンがありあす。この膜は、薄くて光沢のある組織で、いまだにその働きは良く判っていません。